≪整心科学研究所(埼玉県上尾市)≫自己治癒力で心身が整っていく - 2013

自己治癒力により心身を整えていく。量子力学・宇宙物理学・脳科学の観点から精神を捉えた新しい科学に基づいた療法。




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2013年12月22日(Sun)▲ページの先頭へ
360)だましのテクニック―言語の威力
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えませんか。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題・つかみ放題だと実感することでしょう。

今日は、「だましのテクニック―言語の威力」 ついて考えてみます。

オレオレ詐欺、振り込め詐欺など、詐欺被害が横行している昨今です。
どうして人はだまされるのでしょうか?
それは言語の威力(言語に隷属しているから)だということを考えてみたいと思います。

例えば、「有名ブランドの紙袋」の話です。
ある女性に聞いた話です。
毎日お弁当を、高級ブランドの紙袋に入れて通勤しているのだそうです。
彼女曰く、「だって、中に高級ブランド商品が入っているように見えるでしょう。もしくは、そこでお買い物をしてる人だって思うかもしれないでしょう。」(ちなみに、それらの紙袋がネットオークションでも売買されているそうです)

彼女は何を語っているのでしょうか。
これは、紙袋に書いてある文字やロゴマークから連想するものと、実際の中身が違っています。
そして、そのことで中身に関係なく、紙袋が高級ブランドの商品を連想させるというのです。
もちろん、すべての人がそのように考えるとは限りません。
が、少なくとも、その高級ブランドに関心のある人は何らかの思いを持つことでしょう。
彼女は意図して持っていたようですが、意図しなかったとしても同じように思う人が少なからずいるでしょう。
つまり、意図するしないに関わらず、紙袋の文字やロゴマークなどがその中身を指し示す機能を持っているということです。

もう一例。
スーパー銭湯が盛況だそうですが、その入り口には「のれん」が掛かっています。
そして、のれんには「男湯」「女湯」と書かれているのを知っています。
あるスーパー銭湯では、日時によって交代するのだそうです。
その時、どうするのかというと、「のれんを交換する」のです。
つまり、それまで「男湯」だった湯舟が、その瞬間に「女湯」に変わるのです。
当然、私たちは「のれんの言語」に従って入って行きます。
ここで、万が一間違っていたらどうなるかは、想像に難くないでしょう。

これこそが、まさしく「だまされる」可能性が口を開けて待ち受けている場(穴)、時ではないでしょうか。

私たちは、その中身が何であるかよりも、何と書いてあるか、何のロゴマークなのかでまず中身を想像し、判断する傾向にあるのです。
つまり、言語に従って想像することになります。
というよりも、想像させられているという方がいいかもしれません。
そして、その自らの想像を吟味せずに信じるかどうかが、だましの穴に落ちるか落ちないかの瀬戸際です。

詐欺師と呼ばれる人たちは、これらのことをよく理解していて利用するのです。
そして、言葉巧みに人をだますのです。
これらはすべて、私たちが日々言語に従って生きているからです。
言語や記号は、それぞれある意味を想像させ、指し示す機能を持っています。
だからこそ、我々は互いの意思疎通を図れるのです。
また逆に、言語に振り回され、だまされ、喜怒哀楽にもてあそばれることにもなる。

「言霊」「人を生かすも殺すも言葉一つ」「言葉が身に染みる」「言葉に感動した」「言葉が胸にぐさりと突き刺さる」「ペンの力」etc

私たちは言語によって、生かされもすれば、殺されたりもする。
このように言語は、人の生死に関わる威力をも持っているのです。
だまされる可能性の穴はすべての人に開いています。
それは人は言語に従って生きているからです。
これらを、ジャック・ラカンは「人は言語に隷属している」と言いました。

日常生活の中で、「言霊」とも言われる言語を、人を生かし、自分を生かすために使いたいですね。

シニフィアン研究所のHPもどうぞhttp://signifiant-lab.com/


2013年12月16日(Mon)▲ページの先頭へ
359)認めたくない自分―抑圧
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題・つかみ放題だと実感することでしょう。

今日は、「認めたくない自分ー抑圧」 ついて考えてみます。

フロイトは、無意識の中には意識から妨害されている何らかの力があると考え、そこから「抑圧」という概念を考えました。

ある人の話を通してこの「抑圧」について考えてみたいと思います。
あるAさんが語りました。
不思議なんですが、『米倉涼子』の名前がどうしても出てこなくて、代わりに『広末涼子』の名前が出てくるんです。
も一つあります。『富永』という名前の友達を思い出す時、なぜか『南方』と言ってしまうんです。

これを、フロイトの言う「言い間違い、度忘れ(錯誤行為)」という観点から考えてみるとどうなるでしょう。
『米倉涼子』と『広末涼子』は「涼子」つながりで『米倉』を抑圧していると考えられます。
『富永』と『南方』はひらがなにしてみます。
すると、「とみなが」と「みなかた」で「みな」が共通し、「か」と「が」が似ています。
このように考えてみると、Aさんが抑圧している言語が浮かび上がってきます。
それは「米」「倉」「富」「永」
これらを合わせて考えてみると『豊』という文字が透けて見えるようです。
つまり、Aさんは「貧しい自分」と感じている状況があり「そんな自分を認めたくない、受け入れたくないと感じていることが予測されます。
そして、確かにAさんが語った時期には、このように感じられる状況の中に居て、それを認めたくない無意識の働き(認めれば惨めな自分)があったようです。


このAさんの例のように、フロイトは、日常生活の中の何気ない言い間違いや度忘れなどの錯誤行為の中に「無意識」が現れ出ていることを発見しました。
これらの錯誤行為によって、「抑圧」された何らかの無意識が意識の隙間から顔を出していると考えたのです。

このような錯誤行為は、誰の日常生活の中にも多々見られるものです。
しかし、誰にでもあることだと気にも留めないのが通常でしょう。
でももし、自分の無意識に興味を持ったなら、これら錯誤行為に意識を向けてみることも一つの方法でしょう。
無意識の中には自らが認めたくない、知りたくないという何らかの力「抑圧」が働いていると考えたフロイトの解釈はとても興味深いのではないでしょうか。

ちなみに、Aさんはこのことに気づいた後、状況はすぐには改善しないながらも、心豊かに生きたいと決めたそうです。


自分を知りたい、無意識と言われるものに興味を持たれた方は共に学びませんか。
シニフィアン研究所のHPはこちらです。http://signifiant-lab.com/



2013年12月13日(Fri)▲ページの先頭へ
358)プラス思考のために
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題・つかみ放題だと実感することでしょう。

今日は、「プラス思考のために」 ついて考えてみます。

「プラス思考をするにはどうしたら良いのでしょうか?」
「どうすればプラス思考ができるのでしょうか?」
「前向きに考えるにはどうしたらいいですか?」
このような疑問に対してある人が次のように教えてくれました。

≪名詞の前にプラスの形容詞をつければいいんだよ≫

なるほど!
プラスの形容詞を思いつく限り、書き出してみることにしましょう。
嬉しい、楽しい、きれいな、温かい、柔らかい、優しい、さわやかな、可愛い、美しい、豊かな、気持ちいい、健やかな、落ち着いた、のどかな、晴れやかな、静かな、明るい、しっとりとした、優雅な、華やかな、緩やかなetc

これらの形容詞を前につけて会話をしたり、考えたりしたらどうなるでしょう。

例えば、プラスの形容詞しか使わずに会話する(考える)としたら。
相手や自分の欠点や嫌いなところは言えなくなります。
なぜなら、それらはマイナスの言語になるから。
必然的に長所や好きなところを見つけて会話する(考える)しかなくなることでしょう。
つまり、プラスの形容詞を前につけるということは、
結果的に相手や自分の欠点よりも長所を、嫌いなところよりも好きなところを意識するようになります。
このように考えていくと、確かにプラス思考になっていく気がします。
つまり、プラス思考しようと思うなら、
会話や考える時に、可能な限りプラスの形容詞をつければよいということになります。

まずは実行。
慣れていなければ、ついそれまで使っていたマイナスの言葉が出てきます。
それでもいいんだと、自分に言ってみます。
そして、プラスの言葉に置き換えて、声を出して言い換えます。
それを何度も何度も繰り返します。
そうすれば、いつかきっと書き換わり、
気づけば、「プラス思考」になっていることでしょう。

まずプラスの形容詞を書き出し、次に声を出して、自分の声を聞いて、
そうだそうだったと再度自分に言い聞かせる。
この繰り返しを体験してみませんか?

シニフィアン研究所では、このようなことも提案しています。
シニフィアン研究所のHPも参照ください。http://signifiant-lab.com/



2013年12月01日(Sun)▲ページの先頭へ
357)12月度関西出張のお知らせ
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題だと実感することでしょう。

今日は、「12月度関西出張のお知らせ」 についてです。

いよいよ師走となりました。
今年最後の関西出張についてお知らせします。
講座やフリートークについての予定は以下の通りです。
近隣の方は、この機会に一度参加してみませんか。

●2日(月)19:00〜22:00大宮周辺

●12月3日(火)〜5日(木)和歌山市&大阪市



≪インテグレーター養成講座≫
・3日(火)14:30〜16:30 「病理V 強迫神経症」
・4日(水)10:00〜12:00 「自己防衛T心的外傷」
       16:00〜17:00 「自己防衛U回復」       



≪エディプスコンプレックスー性の獲得≫
 4日(水)12:30〜14:30

≪フリートーク≫
 5日(木)10:00〜12:00 テーマ「共感」
お茶菓子を囲んで気楽に語り合いましょう。
参加費:1人1.000円(小学生以下無料)
飛び入り歓迎です。

●5日(木)17:00〜21:00難波周辺
●6日(金)午前中は大宮周辺



まだ、空きの時間帯ももあります。
お気軽にお問い合わせください。
詳しくはシニフィアン研究所hphttp://signifiant-lab.com/を参照ください。


2013年11月25日(Mon)▲ページの先頭へ
356)自分だけの部屋の必要性
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題だと実感することでしょう。

今日は、「自分だけの部屋の必要性」 について考えてみます。

思春期になると、大抵の子どもは「自分だけの部屋=個室」を欲しがります。
そして、それが個の確立の観点からも必須であるといいたいいと思います。

近年は核家族化、二世帯住宅などにより個室が多くなりましたが、まだ部屋をシェアする可能性があるかもしれません。同性の子どもの場合は特にその傾向があるでしょう。
あるいは、個室があっても鍵を付けない場合もあると聞きます。
「自分の部屋にこもってゲームばかりしている」
「何をしているか分からないから心配」など、個室の弊害を心配する家族も多いようです。
それは、誰のどのような心配でしょうか。
子どものことを本当に心配してのことでしょうか。
もしかしたら、親自身の心配ではないでしょうか。

特に思春期の子どもは、子どもから大人への過渡期だといわれ、
心身両面から言葉では表現しづらい何かが突き上げてくる時期です。
子ども自身にも訳が分からない時期だとされています。
いわゆる「疾風怒濤の時期」と呼ばれる時期なのです。
自分の中で一体何が起こっているのか、起ころうとしているのか、
心も体もざわつく時期です。

そんな時期には、周りの雑音に邪魔されず引きこもり、自分を見つめ、問いかけるようとする。
そして、それらのことは自分の胸に秘めておく。
また限られた人(親友など)にしか打ち明けない。
それらが「秘密を持つこと」になり、その秘密を持つことが自分と他者の間に境界線を引くことに繋がります。
そう、思春期は心身共に変化が一番大きく、秘密を持ちやすい時期なのです。
そして「秘密を持つこと」が必要な時期でもあるのです。
そのためには「安心して自分一人になれる空間と時間」が必要です。
それが「自分だけの部屋=個室」なのです。

それには条件があります。
・鍵がかかること
・声や気配が隣の部屋に漏れないこと
・広すぎず、狭すぎないこと(6畳くらいが理想)
以上の条件が整って初めて「個室」といいます。

ここで、「個の確立」とは何かと考えてみましょう。
私は私であり、他の誰でもないただ一人の存在である。
私と私以外の境界を明確に持っていることではないでしょうか。
つまり、自分と他者は違っていて当たり前だと思えること。
違いを肯定する観点から物事や他者を見ることができるようになることではないでしょうか。

それを部屋に置き換えたのが「自分だけの部屋=個室」です。
個室の壁は自分と他者を分ける境界線だと考えてみましょう。
すると、
個室がない=自他の境界線がない
自分がこう思う=相手もこう思っているに違いない
このように考えるのは飛躍しすぎでしょうか。

大人も時には誰にも邪魔されず、一人きりになれる空間や時間を必要だと痛感したことがあることでしょう。
子どもから大人への過渡期には、それが頻繁に起こる時期です。
その時間と空間をたっぷり与え、決して邪魔しないこと。
それが思春期の子どもに対する周りの大人の理解と配慮だと思うのです。

一方、リビングは家族や来客との交流を持つ場所となります。
個室は裸の自分とするなら、リビングは薄着の自分であり、家の外は上着を来た自分に例えられるのではないでしょうか。ここから着替えること、脱ぐことを学ぶことにもなるでしょう。
家族間であっても、互いの個室には無断で入らない、必ず声をかけるか、ノックをする。
このような家庭環境の中で育つならば、個の確立は必然的に学習するもののように思います。親、子、兄弟姉妹は家族であっても、それぞれ違った個の集合体であり、それぞれに境界があることを忘れないことが大切ではないでしょうか。

シニフィアン研究所のHPも参照ください。http://signifiant-lab.com/
思春期の悩みについてはこちらをどうぞ。http://signifiant-lab.com/eatingdisorder/


2013年11月03日(Sun)▲ページの先頭へ
355)11月度関西出張のお知らせ
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題だと実感することでしょう。

今日は、「11月度関西出張のお知らせ」 です。

11月に入り、紅葉の便りも聞かれるようになってきました。
今月も以下の予定で関西方面に出張します。
面談はもちろん、電話セラピー、希望の講座などありましたら、ご連絡ください。



●4日(月)17:00〜21:00大宮



●11月5日(火)〜7日(木)和歌山市&大阪市



≪インテグレーター養成講座≫
・5日(火)12:00〜14:00 「自己防衛U」
     14:30〜16:30 「病理U 恐怖症」
・6日(水)16:00〜17:00 「自己防衛V、W」
     10:00〜12:00 「自己防衛T」



≪エディプスコンプレックスー性の獲得≫
 6日(水)12:30〜14:30



≪フリートーク≫
 7日(木)10:00〜12:00 テーマ「努力するとは」
お茶菓子を囲んで気楽に語り合いましょう。
参加費:1人1.000円(小学生以下無料)
飛び入り歓迎です。



●7日(木)17:00〜21:00難波周辺
●8日(金)午前中は大宮周辺

お気軽にお問い合わせください。
詳しくはシニフィアン研究所hphttp://signifiant-lab.com/を参照ください。


2013年10月26日(Sat)▲ページの先頭へ
354)好きなことの向こう側にあるもの
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題だと実感することでしょう。

今日は、「好きなことの向こう側にあるもの」 について考えてみます。

好きなことの向こう側にあるもの、それは「私の喜び・仕合せ」ではないでしょうか。

「好きこそ物の上手なれ」とのことわざがあります。
故事ことわざ辞典によると、その意味は『どんなことであっても、人は好きなものに対しては熱心に努力するので、上達が早いということ。』
注釈として『誰でも好きでやっていることは一生懸命になるし、それに関して勉強したり工夫したりするので、自然に上達するものである。
芸事は、無理して嫌だと思いながらやっても、成長はないということ。』とあります。(故事ことわざ辞典http://kotowaza-allguide.com/su/sukikosomononojyouzu.htmlより一部引用)

好きなことに対しては言うまでもなく、時間もエネルギーも惜しみなく費やします。
時には寝食忘れて没頭します。
そこには、努力も探究心も向上心も研究心も芽生えるでしょう。
それが結果的に充実した時間と感覚をもたらすことになります。
そして、嬉しい、楽しい、好きだ、仕合せだとの実感に繋がってゆくことになることでしょう。
その気持ちがより一層の努力と探究心、向上心、研究心を刺激する。
この正のスパイラルがどこまでも喜びと仕合せを生み出し続けるのだと思います。

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例えば、子どもに関する相談の中に「ゲームに夢中になって勉強をしなくて困る」というのがあります。
そのような場合にはまず、「それは素晴らしい」と言います。
なぜならその子どもには、夢中になれるエネルギーがあるのですから。
そのエネルギーの向かう先が、今は「ゲーム」だということです。
その先が勉強、スポーツ、習い事だと問題視しないでしょう。
だとしたら、問題とすべきことはエネルギーの向かう先ではないでしょうか?
あるいは、このように考えてみるのはどうでしょうか。
ゲームをするにも知識や知恵や技術が必要です。
ゲームを突き詰めればその先には際限のない未来が広がっているかもしれない。
だとしたら、しばらくはゲームに夢中になっている子どもを長い目で見守ってみるのも一つの方法かもしれない。
子ども自らがゲームの先に未来を見い出さなかったならば止めるだろう。
もし、何らかの未来を予感したなら、それを生かす何かを引き寄せるに違いない。
このような観点に立って子どもを見守れたなら、それまでとは違った見方ができるのではないでしょうか。

実例として、ゲームに夢中になるあまり、ゲームのキャラクター制作の道に進んだ人もいます。
またゲームクリエイターになった人、アニメ制作のスタッフになった人もいます。
彼らは「ゲーム」を通してその向こう側に、自分の喜びと仕合せを掴んだと言いました。

「生徒や学生にとって、勉学は優先すべきことである」との観点からは問題視されるかもしれません。
ゲームばかりしている姿を見ていたら、不安に思うことでしょう。
しかし、彼らの生き方も一つの社会参入の在り方だし、何よりも本人が喜びと仕合せを味わっていることが素晴らしいと思えるのです。
何をしているかよりも、どのように生きて(感じて)いるかが重要ではないでしょうか。
人は何よりも自分が好きなことをしている時が、一番イキイキ生きていると実感でき、喜びと仕合せを手にしている時だと思うのです。
その時、自ら自発的、積極的に必要なことを求め、学び、吸収し、活用することでしょう。
もし違っている所があるとしたら、それはある時期他の人と同じ道を歩まなかったということでしょうか。

これらのことから、夢中になれるものがあること、好きなことがあることは素晴らしい。
好きなことの向こう側にあるもの、それは「私の喜び、仕合せ」である。
そのように思うのです。

あなたには好きなこと、夢中になれることがありますか。
これだけは譲れないと思えるものがありますか。
それは誰の喜びですか。
あなたの喜び・仕合せですか。

シニフィアン研究所 迎意愛のつぶやきです。
ご意見ご感想、お問い合わせはこちらまでお寄せください。http://signifiant-lab.com/


2013年10月19日(Sat)▲ページの先頭へ
353)開く・プラス思考・希望・未来へ


シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題だと実感することでしょう。

今日は、「プラス思考・開く・未来へ・希望」 について考えてみます。

人は困難や障害物に出合った時、それらに向き合い、乗り越えてゆくという決意と勇気を必要とします。
ややもすると、あまりの強大さに圧倒されることもあるでしょう。
乗り越えてゆく勇気も希望も持てないかもしれません。
心が折れてしまうこともあるでしょう。

困難に直面した時、
弱気になり、それがマイナス思考を生み、過去に捕らわれ、消極的になり、心閉ざし、そのスパイラルを強化してしまう。
その先に見えるのは絶望しかない。
いっそ死んでしまった方がどれだけ樂だろうという想いが頭をかすめるかもしれない。
それでも生きていかなければならない現実がある。
「天涯孤独だったら死を選べるのに、それさえもできない現実が恨めしい」
このように語った人がいました。
辛い、苦しいという言葉さえも出てこないくらいの辛苦。

こんな時、どうすればよいのか、何ができるのか。
どうすることも、何もできないのか。
プラス思考に切り替え、心を開き、未来へと希望を持つにはどうしたらよいのか。
弱気を強気に、消極的を積極的へ、マイナス思考をプラス思考へと換える。
過去よりも未来へ、絶望から希望へと心を向け換えるにはどうしたらよいのか。

艱難辛苦は人の心と体を硬く冷たくします。
それらを和らげるには、まずは温めることではないでしょうか。
硬く冷え切った心身を緩めるのは、「人の温もり」。
温かい肌の温もり、温かい食事、人の心の優しさ(優しい言葉)。
それらが心身を緩め、凍てついた心と身体を解凍させる。
その時、人は癒され、温まり、今生きている自分を感じる瞬間ではないでしょうか。
そうすれば、いつか心開き、前を向き、未来への希望を持ち、それに向かっての一歩を踏み出すことでしょう。
≪前へ、前へ、そしてもっと前へ!≫
その時、目の前にある未来はきっと明るく輝いて映ることでしょう。

ご意見・ご質問はシニフィアン研究所 迎意愛までお寄せください。
こちらです。 http://signifiant-lab.com/




2013年10月15日(Tue)▲ページの先頭へ
352)一家団欒(だんらん)
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題だと実感することでしょう。

今日は、「一家団欒」 について考えてみます。

「一家団欒(いっかだんらん)」=一家族が集まってなごみ楽しむこと
辞書にはこのように表記されています。
核家族化と呼ばれて久しいですが、どれだけの家族がこの団欒を時をもっているでしょうか。
その是非はとまれ、
ここでは、食事を中心に一家団欒がもたらすものについて考えてみます。

そしてそれは、「共食」「共感」「共生」であり、それが安心・安全の基であり、それが心身共に安らぎをもたらすと言いたいと思います。

「共食」とは、ここでは文字通り、一つの食卓につき共に食事をすることを指します。
食卓に家族が一堂に会するということです。
それは、お互いが時間と空間を同じくすること(時空の共有)を意味します。
「共感」とは、母の調理した料理を口にし、それぞれの味わいと感想を共有すること(味の共有)をいいます。
「共生」とは、共食と共感により、共に生きていることが実感できることを指します。

改めていうまでもなく、「食」は人が生きていく上でその基本となるものです。
必要な栄養を取ることだけが目的ではなく、「食」を通して様々なものを取り入れることでしょう。
素材、調理方法、食器、雰囲気などなど、数えきれないくらいの付加されるものがあります。
それらすべてを含めての食事の基本が、まずは家庭の食卓であり、
そしてその基本となるものが「共食」「共感」「共生」だといいたいのです。

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子どもの様々な問題と向き合っていると、ある共通点が見えてきました。
すべてとは言いませんが、かなりの子どもが個食(孤食)の傾向にあるのです。
ある小学生に聞くと
「別に普通、1人でテレビ見たりゲームをしながらの方が楽しいし、、、」と言いました。
ある年齢以上になると、家族が一堂に会することは難しくなることでしょう。
だとしたら、それまでの時期に「共食」の楽しさを可能な限り体験させてあげたいものです。
共に食べ、共に語り、共に味わうことの楽しさを知る。
それが「我が家の味」であり、「おふくろの味」と呼ばれてきたものではないでしょうか。
その上にさまざまな味の体験を重ねていく。
家庭(母)の味を比較参照として「美味しい」「イマイチ」「口に合わない」などと語るのだと思うのです。
家庭の味を知らないとは、まさしくこの母の味を知らない、一家団欒の時と空間を味わったこと、味の基本となるものがない、ということではないでしょうか。

………………………………………・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

何よりも人がホッと安らぎを感じるのは、昔なつかしい味に出会った時では?
「何故かなつかしい気がする」
「なぜかホッとする」
「何故か分からないけど好き」
と表現する時は、どこかで「我が家の味」、それはまた家族(母)との思い出に繋がっている、そのように思うのです。

「同じ釜の飯を食った仲だ」
「同じ鍋をつついた」
「一つのパンを分け合った」etc

これらの体験が心身の栄養素となり、成長をよりいっそう促す。
心身の健康はまず食卓から、一家団欒の時空から始まると言いたいのです。

多忙な時を生きている私たちですが、日に一度、週に一度、月に一度でも「一家団欒」の時間と空間を可能な限り持ちたいと思っていませんか。

今日は「一家団欒」について書いてみました。
ひょっとしたら死語となりつつある、あるいはもうすでになっているかもしれません。
それでもやはり古くて新しい言葉だと思います。

シニフィアン研究所の迎意 愛からのメッセージです。
HPも参照ください。http://signifiant-lab.com/

★個食とは、 (「孤食」とも書く)家庭で、家族が団欒(だんらん)することなく、一人で食事をすること。また、一人一人がばらばらの時間に食事をとること。
・個食とは、家族が集まっていても各人個別の食事を取ること。




2013年10月07日(Mon)▲ページの先頭へ
351)本日から関西出張
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題だと実感することでしょう。

今日は、「本日から関西出張」 再度のお知らせです。

今月初め(10月1日)にお知らせしましたように、今夜から関西に向けて出張します。
今夜は午後6時以降は大宮から赤羽、新宿周辺におります。
明日〜10日までは、大阪市、和歌山市を中心に出張しておりますので、
近隣の方はこの機会に是非ご連絡、ご参加ください。
面談はもちろん、養成講座、フリートーク他、電話での相談も可能です。
新たな講座も企画中です。参加者が集まれば来月から開講予定です。
どしどしお問い合わせください。

詳しくは携帯にご連絡いただくか、ブログ記事346)関西出張のお知らせ、もしくはスケジュールを参照ください。http://signifiant-lab.com/#161


2013年10月06日(Sun)▲ページの先頭へ
350)自分をコントロールする
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題だと実感することでしょう。

今日は、「自分をコントロールする」 について考えてみます。

ある人が「自分をコントロールできない」と言っているのを耳にしました。
自分をコントロールするとはどういうこと?
自分の何をコントロールするのでしょうか。
たいていは、「感情」もしくは「行動」を指すのではないでしょうか。
「行動」は「感情」を元に表現されたものだとするなら、
「自分の感情をコントロールする」と考えて良いと思います。
そして、コントロールする必要性を求められるのは特に「負の感情」、例えば怒りや憎しみ、恨みなどが考えられます。

では、自分の負の感情をコントロールするとはどういうことを指すのでしょうか。
フロイトは「欲動は緊張の解放以外に帰着することはなく、逃避によっては達しされないものである」との意味合いのことを書いています。
欲動と感情とは同じではありませんが、外からの刺激に対して何らかの緊張が生じ、それがある感情を呼び起こしたと考えた時、その感情は開放することでしか、緩和されることはない、と読み替えてみます。

かといって、感情をそのまま出したら、対人関係はうまくいかないことは目に見えています。
子どもっぽい、わがまま、気ままだと受け取られてしまうことでしょう。
だから、負の感情は出してはいけない、押さえましょうと教えられがちです。
それが大人だ、できた人間だ、いい人だ、素晴らしいと褒められるかもしれません。
そうなると、益々負の感情は出せません。
いわゆるストレスと呼ばれるものが溜まり続けることとなります。
辛いです、苦しいです、爆発してしまいそうになります。
でも、我慢しなくちゃ、、、
いつか限界がやってくることでしょう。

他に回避する方法はないのでしょうか。
あります。
それは「言語化すること」です。
感情を、緊張をより適切な言葉に置き換えて相手に伝えること。
刺激からくる緊張を開放する=言葉に置き換えて伝えることです。
完全な解放はないかもしれませんが、少なくともある程度の負のエネルギーは開放されることでしょう。

以上から、感情をコントロールするとは、感情を抑えたり、書き換えたりすることではなく、適切な言葉に置き換えて伝えることではないでしょうか。そこから対話が生まれ、理解と解決へと繋がる可能性が開けると思うのです。

ふと耳にした言葉から「自分をコントロールする」ということを考えてみました。
ご意見などはシニフィアン研究所、迎意愛までお寄せください。
こちらです。http://signifiant-lab.com/



2013年10月05日(Sat)▲ページの先頭へ
349)時間と空間
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題となることでしょう。

今日は、「時間と空間」 について考えてみます。

人は時間的・空間的存在だといわれます。
時間的存在であるとは、歴史的存在であること。
自分の人生という歴史がそこには存在している。
昨日までと今日、そして明日。これらが時間経過と共に繋がっていて、記憶としても連続したものだと思えること。ごく当たり前のことのように思っているかもしれないけれど、少し考えてみるとどうでしょう。

今日までの記憶が繋がって思い出せるかどうか。
昨日のことなら思い出せるかもしれないけれど、一週間前はどうだろう。一か月前は。一年前は。
このように考えてみると、どこかで繋がっていない、思い出せない記憶にぶち当たる。
歴史的、時間的に繋がっていることは、間違いないはずなのに、、、、
通常はこのようなことは、問いかけもしないし、疑いなどしないことでしょう。
時計、カレンダー、写真、DVDなどの記憶媒体によって確かめられもするから安心している。

空間に対してはどうでしょう。
私たちは自分の肉体も含め、平面的よりも立体的な世界に生きている。
だから空間的世界に生きていると思っている。
キャンバスに描かれた絵画を見ても、立体的な世界をその中に想像できる。
しかし、よく考えてみると、不思議な気もしてきます。
いつ、時間概念や空間概念を身に付け、疑うこともなく生活しているのでしょう。

マーラ―という人によると、
これらの感覚が形成されるのは、生後22か月〜36か月の間だとされています。
その時期になると、「あとでね」とか「また明日」を理解するようになるという。
生まれてから数年をかけてこれらの概念を理解できるようになってくるということになります。

当たり前のことのように考えているかもしれないけれど、
時として「心の時計が止まっている」とか「まるで昨日のことのように思える」「壁が迫ってきて窮屈に感じる」「空気に押しつぶされそうになる」などと言うことがあります。
もちろん、時計が止まっているわけでも、空間が狭くなっているわけでもありません。
その時、その人にとってはそのように感じられるということです。
このような経験は誰でも少なからずしていることでしょう。
時計が間違いなく時を刻んでいても、建物が通常動くことはないとしても、
人が感じる時間や空間は容易に変化し得るのです。
それほど危うい世界に生きているといえるのかもしれません。

今ここに居る、今この時を生きているとの意識をどれだけ持っているでしょうか。
日々の目の前の役目や役割に翻弄されているとはいえないでしょうか。
それは受身的な生き方のようにも思える。
自ら能動的にしているつもりかもしれないけれど、実は「仕方ないから」「しなければいけないから」との急き立てのようなものに追いかけられてはいるのでは?
自分がしたいことをどれだけしているでしょうか。
このように問いかけてみた時、時間的・空間的存在である自分を見失っているかもしれないことに気づくのではないでしょうか。

思い出せない記憶が多すぎるとき、それは「精神の骨粗鬆症」とでも言えるように思います。
時間的・空間的存在である人生という歴史をどれだけ充実していると思っているでしょうか。
充実しているとは、中身が詰まっていると言い換えることもできるでしょう。
それは、それまでの自分の歴史を豊かなものとして記憶していることでもあると思うのです。
消してしまいたいと思いながら生きてきた時間・空間と、忘れたくないと記憶してきた時間・空間を考えた時、内容はともかく、どちらが充実していると思えるかはいうまでもないことでしょう。

記憶と記憶の隙間は誰にでもあること。
その隙間を埋めたいと願うなら、精神分析という対話療法はおあつらえ向きだと思います。
何らかの理由によって、自分の心から追い出したり、深く埋めてしまった記憶を、自分主導で緩やかに思い起こす方法だからです。
知りたい、埋めたいとの気持ちを諦めない限り、時間的・空間的存在であることを理解し、その内容にかかわらず、きっと充実感を味わえると思います。

時間的・空間的・歴史的存在である私たち人間は、ややもすると日々の生活に追い立てられ、急き立てられ、そのことを忘れてしまっているのかもしれません。
今回はこのようなことを考えてみたかったのです。

シニフィアン研究所のHPも参照ください。 http://signifiant-lab.com/



2013年10月04日(Fri)▲ページの先頭へ
348)まなざしの意味
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題となることでしょう。

今日は、「まなざしの意味」 について考えてみます。

視覚とまなざしは違います。
視覚は「光の刺激を受けて生じる感覚」と辞書にもある通り、一つの感覚です。
それに対し、まなざしは「目つき、目の表情、視線」とあり、相手のまなざしの中に、「意味」を読み取るといえるでしょう。

例えば、自分が何かを言ったとき、相手が
・笑顔になった=喜んでいる=私は好かれている
・無視した=怒った=私は嫌われている
・反応がなかった=どうしたんだろう=不安になる

このように、相手の態度や反応によって、そこに何らかの意味を読み取る。
読み取りの基準は、過去のデータ(経験値)との照合です。
そして、その始原はやはり養育者(母)との交流からだといわれています。
母が子どもの言動をどのように受け止め、語ったか?
いつもニコニコ顔の母が目の前にいたら、子どももニコニコ顔になる。
そして母が「〇〇ちゃん可愛いね、嬉しいね、楽しいね」と共に味わえたなら、きっと母と子はしあわせな気持ちに包まれることでしょう。
一方、いつもプリプリ顔の母が目の前にいたら、自分もプリプリ顔になりがち。
そして、母が「〇〇は言うこと聞かない悪い子だ、うるさい、あっちへ行け」と怒鳴りつけたなら、子どもは悔しさと悲しさのあまり泣きだし、暴れるかもしれません。
まるで母と子は、互いを映す鏡のようです。

お互いのまなざしの中に互いの笑顔や怒りを映し出す。
笑顔は二人に喜びとしあわせをもたらし、それが安心と安らぎへと繋がる。
怒った顔は二人に怒りや憎しみの感情を引き出し、恨みへと繋がるかもしれません。
このように、母と子はお互いを映す鏡の関係となります。
相手のまなざしの中に映った自分の姿を見つめ合っているのです。
これを「まなざしの交換」と呼びます。
仲睦まじい恋人同士の姿を想像すると理解できるでしょう。

この体験を基礎にして、その後の経験値を積み重ねてゆく。
そして、その膨大なデータをもとに、常に相手のまなざしの中に意味を読み取ろうとする。
同じ表情でも、人それぞれ読み取る意味は違っていることでしょう。
その読み取った意味は、誰の意味?
鏡の関係から考えると、、、
このように考えてみると、まなざしが怖いという人はそこにどんな意味を見い出しているのかが見えてくる気がします。
その人はそれまでどのような姿を映し出されてきたのかも想像できることでしょう。

笑顔は相手の中に喜びとしあわせ、安らぎをもたらし、それが鏡の像として反射して自分にも跳ね返ってくる。その結果、自分も喜びとしあわせと安らぎを感じる。
そんなまなざしの交換が互いの喜びを増幅させることとなる。
これが相思相愛の姿なのでしょう。

♪目と目で見つめ合い〜♪
「目は口ほどにものを言う」「目は心の鏡」「目は心の窓」
こんな歌詞と故事ことわざを思い出しました。

今回は「まなざしの意味」について考えてみました。
無意識に読み取っているまなざしの意味に注意を向けてみることも、新たな自分発見に繋がる方法だと思います。
ご意見、ご感想はシニフィアン研究所、迎意愛までお寄せください。
シニフィアン研究所 http://signifiant-lab.com/



2013年10月03日(Thu)▲ページの先頭へ
347)愛着と絆
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題となることでしょう。

今日は、「愛着と絆」 について考えてみます。

「愛着」はどのようにして生まれるのでしょう。
「絆」はどのようにして結ばれるのでしょうか。
対象関係論では、次のように説明されています。

まず、母子一体から母と子として分離したところから対象関係が始まり、まず「愛着」が生まれる。
愛着の行動として、後追い、しがみつき、啼泣などの能動的な近接、接触行動だという。
それに応える母の母性的な養育態度との相互交流を通して母と子の「絆」が生まれる。

ここから考えると、
「愛着」は、ある特定の対象(始原は母)に対して抱くある特別な感情や行動と読み取れます。
その前提として、自分と自分以外(母)が識別できていることが必要。
つまり、自分とは違う誰か(何か)がいるイメージを持っているということ。
そしてその対象に対して、他とは違う特別な行動を示すこと。
これを「愛着」というのでしょう。
何よりも「愛着」は対象へ示す意思表示と捉えられます。
ということは、少なくとも自分と自分以外というイメージ(認識)がないと愛着も生まれない可能性が考えられます。
「愛着」が芽生え、育ってゆく過程で、自分以外の他者(もの)に対して関心を持つようになる。
逆に言えば、自分以外に関心を持たない人は、この愛着が育っていない可能性があると考えられる。

もしそうだとしたら、愛着を育てるにはどうすれば良いかが見えてきます。
愛着を持てる環境を用意することです。
愛着を育てる環境とは、「母子一体」を味わえる環境です。
母子一体を味わえる環境とは、、、
生後半年までのお母さんと赤ちゃんの姿を想像してみましょう。
母は常に赤ちゃんの傍に居て、片時も離れず、目と目で見つめ合い、言葉はなくても通じ合っているかのようです。
赤ちゃんの泣き声やしぐさ、行動を瞬時に読み取り、適切な行動で応える。
赤ちゃんからすれば、ちょっとしたしぐさをしただけで、母がメッセージを読み取り不快を快に換えてくれる。だから安心して満足し安らぎを覚え笑顔になり、時にはすやすやと眠る。
このような関係です。

こうして安心と安全、そして満足と安らぎを味わったからこそ、その母という対象に対して愛着を抱くのでしょう。
完璧な満足は得られないとして、言葉の世界に参入した後も、人はこの遠い過去の記憶をどこかに記憶していて、その再現を求めるのかもしれません。
それが、肌の温もりや、圧力(圧迫感)、音(声、トーン)として身体のどこかに刻印している。
だから、心疲れた時、何らかの問題や課題に直面した時、それら乗り越えようとして、過去の愛着体験により近い環境を求めるのではないでしょうか。

それらが一番表出しやすい時期が、思春期なのでしょう。
自分という個として自立(自律)するためには、どうしても心の中の「愛着」の体験やイメージが必要なのです。それを糧として独り立ちしてゆくのです。それがあれば、その上に時々の体験を積み重ねていけるでしょう。
時間的にかなり広げ過ぎましたので、元に戻しましょう。
「愛着」は自分に安心と安全と安らぎを与えてくれる人との間で培われるものだと考えるのです。
この「愛着」を向ける他者(母、もしくはその代理)との母性的な相互交流を通して「絆」が生まれると言われています。

以上のような「愛着」と「絆」を結べる体験(環境)をした人は、はたしてどれくらい居るでしょうか。皆無に等しいかもしれません。
何よりも大事なことは、その体験をしたかよりも、そのことに気づいているかだと思うのです。
気付いたなら、自らが何を求めていたのか、なぜ自分が、子どもがそのような行動をするのか、少し見えてくるかもしれません。
そこから新たな未来が見えてくるような気がします。
「愛着」を抱ける人が居ること、
その対象が「もの」だとしてもその向こうには必ず誰かがいたのではないでしょうか?
その対象に触れるだけで、愛着を抱いていた自分の姿が浮かぶのではないでしょうか。
そうすれば、身体に心にエネルギーのようなものが湧いてくるのを感じることでしょう。
このような自らの心の内奥に大切にしまっている歴史が誰にもあるはず。

それらに気づく方法の一つとして精神分析という対話療法があるのだと考えています。
これからも、シニフィアン研究所 迎意愛の「言語」と現実界を繋ぐ一つの試みをブログという形式で公開します。
関心を持たれた方は、シニフィアン研究所のHP http://signifiant-lab.com/
思春期の問題に関してはhttp://signifiant-lab.com/eatingdisorder/を参照ください


2013年10月01日(Tue)▲ページの先頭へ
346)10月度関西出張のお知らせ
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧いてくることでしょう。

今日は、「10月度関西出張のお知らせ」 について書きます。

10月1日、衣替えの季節となりました。
さて、今月も大阪市・和歌山市を中心に関西へ出張いたします。
面談はもちろん、インテグレーター養成講座、フリートークなど、興味のある方は是非ご参加ください。電話セラピーも可能ですので、必要に応じてご活用ください。



●9月7日(月)17:00〜21:00 新宿駅周辺におります。



●インテグレーター養成講座
8日(火)14:00〜16:00 『病理T不安神経症』 
9日(水)10:00〜12:00 『自己防衛T≪心的外傷≫』
     16:00〜17:00 『性格論W 分裂質てんかん・ヒステリー気質』
     18:30〜20:30 『病理の定義』

●フリートーク

10日(木)10:00〜12:00
テーマ『対人関係―世代の違い』
参加費:1人1.000円(小学生以下無料)
予約不要・途中参加歓迎 お茶菓子を囲んで大いに語り合いましょう。



●10日(木)17:00〜21:00 難波周辺におります。
●11日(金)7:00〜10:00 大宮周辺におります。



近隣の方はご連絡ください。
なお、7日午後から11日までは携帯へご連絡ください。
連絡先はこちらです。

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☆ ≪人の心が癒されるとは?≫

相談者(クライアント)の心の叫びを集約すると「あるがままの自分」を表すこと、となります。その「あるがままの自分」が裁かれることもなく、批判されることなく、指導されることなく、他者に受け入れられること、これが癒しなのです。
あるがままの自分になりきることができない−それは、本音が言えない、自分の考えを言えない、思った通りにできない等々です。社会的に生きていくということは、妥協して適応しつつ生きていくことです。それが「仮面の生活」です。そんな生き方から、素顔の自分で生きたいと願うようになる。それが葛藤をもたらし、心の病となります。そんな苦しさからの解放は、ありのままの自分を語り、さらけ出すことです。しかし、社会にはそんな「場」はなかなかありません。
その「場」こそセラピールームであり、精神分析(セラピー)によって相談者(クライアント)を援助するのがインテグレーターなのです。一度、自分の言葉で話したいことを語ってみませんか?
                            <シニフィアン研究所HPより抜粋>


2013年09月01日(Sun)▲ページの先頭へ
345)9月度関西出張のお知らせ
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧いてくることでしょう。

今日は、「9月度関西出張のお知らせ」 について書きます。



本日、9月1日は防災の日、関東大震災からちょうど90年だそうです。
より一層の防災意識を高めることが必要だと再認識しました。

さて、今月も大阪市・和歌山市を中心に関西へ出張いたします。
面談はもちろん、インテグレーター養成講座、フリートークなど、興味のある方は是非ご参加ください。電話セラピーも可能ですので、必要に応じてご活用ください。



期間:9月3日(火)〜5日(木)



●9月2日(月)17:00〜21:00 新宿駅周辺におります。



●インテグレーター養成講座



3日(火)13:00〜15:00 『性格論W てんかん・ヒステリー気質&自己防衛T』
4日(水)10:00〜12:00 『病理W 診断基準』
     16:00〜17:00 『性格論V 分裂質 』
     20:00〜21:00 『交流分析U』

●フリートーク

5日(木)10:00〜12:00
テーマ『成長するとは?』
参加費:1人1.000円(小学生以下無料)
予約不要・途中参加歓迎 お茶菓子を囲んで大いに語り合いましょう。



●5日(木)17:00〜21:00 難波周辺におります。
●6日(金)8:00〜10:00 大宮周辺におります。



近隣の方はご連絡ください。
なお、2日午後から6日までは携帯へご連絡ください。
連絡先はこちらです。(携帯のアドレスが変更となっております)



最近、子ども、夫婦、家庭内の問題に加えて、非行、性癖、性倒錯の相談も増えてきました。
躊躇される方も多いようですが、対話療法により相談に応じています。



精神分析という対話療法により、
@自らの無意識に気づき、
A理論を学び、
Bそれに基づいた日々の生活での実践をする、
この三つの実践がより一層の精神の成長を促すことを学びました。

必要としている一人でも多くの方に伝えたいと考えています。
要請があればどこへでも出張します(要交通費)。
スカイプ・電話・メールなどの方法もありますので、ご相談ください。
詳しくはシニフィアン研究所のHPhttp://signifiant-lab.com/を参照ください。




2013年08月31日(Sat)▲ページの先頭へ
344)父よ出てこい
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧いてくることでしょう。

今日は、「父よ出てこい」 について書きます。

最近、思春期の子どもの非行についての相談が増えてきました。
例えば、「万引き」「窃盗」「夜中徘徊」などです。
特に中学生の息子さんが多くなっています。
彼らは一体何を訴えているのか?との問いを立て、考えてみたいと思います。

これはあくまでも私見ですが、
「問い合わせや相談は圧倒的にその母親からである」傾向があります。
なぜ父親ではなく、母親なのでしょうか。

・父親よりも母親の方が、子どもに関心が高いから
・母親の方が子どもの身近に居るから
・母親の方が時間的ゆとりがあるから
・父親不在(単身赴任、長期出張など)
・その他

これらのことも含め、相談に来られた母親の情報から、ある父親像が浮かび上がってきました。
それは≪父親(夫)の影が薄い≫ということです。
子どもの相談に来ているのですが、話を聞いているといつの間にか父親(夫)への不満になっていることが多々あります。

・何も言わない父親(無口)
・最初からあきらめている父親(仕方ない、そんなもんだ)
・相談相手にならない父親
・父親不在etc

ここから父親(夫)がその役割を果たしていないということが予測されます。
ですから、母親が一人で必死になり、結果的に子どもに過干渉になることが考えられます。
そして、そのことが子どもに窒息感を感じさせ、反抗や非行などの問題行動を加速させる。
だからといって、
逆に母親も仕方ないとあきらめてしまったなら、
子どもは「見捨てられた」「どうなったっていいんだ」と思って、ヤケになるかもしれません。

これらの連鎖を断ち切るにはどうしたらよいのでしょうか。
それは、『父親が父の役割を果たすこと』ではないでしょうか。
ここで≪父の役割とは何か?≫という問いが出てきます。
詳細は別稿に譲るとして、
≪父の役割とは、語る父=法、秩序、ルールを言葉で示すこと≫です。
つまり、人として生きるとはどういうことか、
社会に参入するとはどういうことなのか、
なぜ非行はいけないことなのか、
これらのことを、感情的にではなく、客観的に語れる父であること、
これらのことを意味します。

家庭に父不在である時、
母親はその指針を持てず、戸惑い、迷うことでしょう。
その結果子どもにそのはけ口を向けてしまうかもしれません。
あるいは、そんな母の不満を子どもが感じている可能性も考えられます。
そして何よりも子ども自身が、
父親を通して社会の法、秩序、ルールを知りたい、示してほしいとの強い訴え(メッセージ)と考えられないでしょうか?
これらのことから、少し乱暴な言い方になりますが、
思春期の子どもの非行や問題行動は
『父よ出てこい、父の役目を果たせ、社会のルールを教えてくれ』との訴えだと思うのです。
思春期の子どもの非行・問題行動=社会的父への呼び出し
このような図式が見えてくると思うのです。


ご意見、質問などはシニフィアン研究所までhttp://signifiant-lab.com/
シニフィアン研究所では思春期の子どもの問題などの相談はもちろん、各種勉強会・講座も開催しています。http://signifiant-lab.com/eatingdisorder/
詳しくはお気軽にお問い合わせください。

なお、9月3日(火)〜5日(木)は関西へ出張します。
詳細は明日、ブログとHPのカレンダーにてお知らせする予定です。


2013年08月01日(Thu)▲ページの先頭へ
343)8月度関西出張のお知らせ
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧いてくることでしょう。

今日は、「8月度関西出張のお知らせ」です。

暑中お見舞い申し上げます。
中国地方など、今まで経験したことのないような豪雨の被害により被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を祈念いたしております。

さて、今月も大阪市・和歌山市を中心に関西へ出張いたします。
面談はもちろん、インテグレーター養成講座、フリートークなど、興味のある方は是非ご参加ください。電話セラピーも可能ですので、必要に応じてご活用ください。

期間:8月6日(火)〜8日(木)

●8月5日(月)17:00〜21:00 大宮駅周辺におります。

●インテグレーター養成講座

6日(火)14:00〜16:00 『性格論W てんかん・ヒステリー気質』
7日(水)10:00〜12:00 『病理V 発病と構造モデル』
     15:00〜17:00 『自己防衛V 機構と防衛』
     18:30〜19:30 『性格論U 躁うつ質』

●フリートーク

8日(木)10:00〜12:00
テーマ『自由』
参加費:1人1.000円(小学生以下無料)
予約不要・途中参加歓迎 お茶菓子を囲んで大いに語り合いましょう。

●8日(木)17:00〜21:00 難波周辺におります。
●9日(金)8:00〜11:00 大宮・赤羽周辺におります。

近隣の方はご連絡ください。
なお、5日午後から9日までは携帯へご連絡ください。
連絡先はこちらです。

最近、子ども、夫婦、家庭内の問題に加えて、性癖、性倒錯の相談も増えてきました。
躊躇される方も多いようですが、対話療法により相談に応じています。

精神分析という対話療法により、
@自らの無意識に気づき、
A理論を学び、
Bそれに基づいた日々の生活での実践をする、
この三つの実践がより一層の精神の成長を促すことを学びました。
必要としている一人でも多くの方に伝えたいと考えています。
要請があればどこへでも出張します(要交通費)。
スカイプ・電話・メールなどの方法もありますので、ご相談ください。
詳しくはシニフィアン研究所のHPhttp://signifiant-lab.com/を参照ください。


2013年07月01日(Mon)▲ページの先頭へ
342)7月度関西出張のお知らせ
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧いてくることでしょう。

今日は、「7月度関西出張のお知らせ」です。

いよいよ7月、文月となりました。
久しぶりのブログの更新です。
今月も和歌山市、大阪市を中心に出張予定です。

☆7月9日(火)〜11日(木)和歌山市&大阪市におります。

◆インテグレーター養成講座
・9日(火)13:30〜15:30『病理U境界例』
・10日(水)10:00〜12:00『性格論V分裂質』
        14:00〜15:00『性格論Tパーソナリティー』
        18:30〜20:00『自己防衛U回復』

◆フリートーク
11日(木)10:00〜12:00
テーマ「老後」
お茶菓子を囲んで語り合いましょう。
当日参加歓迎です。
参加費:1人1.000円(小学生以下は無料)

◆その他
・11日(木)17:00〜21:00まで難波
・8日(月)17:00〜21:00さいたま新都心
・12日(金)9:00〜12:00赤羽

近隣の方は携帯にご連絡ください。
面談にまだ空きの時間もあります。
連絡先はこちらです。http://signifiant-lab.com/#8



2013年06月01日(Sat)▲ページの先頭へ
341)6月度関西出張のお知らせ
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧いてくることでしょう。

今日は、「6月度関西出張のお知らせ」です。

早い梅雨入りとなりましたが、今月も4日〜6日まで関西出張します。
講座、フリートークなどの予定です。

☆インテグレーター養成講座(詳しくはこちらを参照ください)
・6月4日(火)2:30〜4:30「病理T」
・6月5日(水)10:00〜12:00「性格論U」 
         16:00〜17:00「無意識論U」
         18:30〜20:00「自己防衛T」 

☆フリートーク 
6月6日(木)10:00〜12:00
テーマ『思春期』
お茶菓子を囲んで自由に語り合いましょう。
参加費:1人1.000円(小学生以下無料)
途中参加も可能です。



☆3日(月)17:00〜21:00 さいたま新都心
6月6日(木)17:00〜21:00まで大阪市難波駅周辺
7日(金)9:00〜10:00 さいたま新都心におります。
近隣の方は携帯にご連絡ください。
こちらです。http://signifiant-lab.com/#8


2013年05月29日(Wed)▲ページの先頭へ
340)対話と伝達
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧いてくることでしょう。



今日は、「対話と伝達」について書きます。
月刊精神分析5月号が届きましたので、その紹介と共に、≪対話と伝達≫をテーマに考えてみたいと思います。

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「探偵ナイトスクープ」
2013年4月5日放送、探偵は竹山隆範。奈良県在住の18歳の少年からの依頼。依頼者は、物心付いた頃から両親の会話を聞いたことがなく、母親が話しかけても父親が無視してしまうのだと言う。子供に対しては普通に話しかけてくれるのに、なぜ母親とは口をきこうとしないのか、理由を解明してほしいという内容。依頼者の姉からも話を聞いた所、実に23年間会話をしていないことが判明。(月刊精神分析ー特集探偵ナイトスクープより引用 http://agency-inc.com/knight-scoop/)

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上記の月刊精神分析の記事を参照しながら、
家族間での≪対話と伝達≫をテーマに考えてみましょう。

辞書では、「対話」とは、向かい合って話し合うこと。
「伝達」とは、命令・意思・情報などを口頭または書類で相手に伝えること。とあります。

これら二つの違いをみてみます。
一番の違いは『相手の現前を必要とするか、しないか』ではないでしょうか。
もちろん対話は必須(あるいは前提)で、伝達は必ずしも必須ではありません。
対話を中心に考えてみましょう。
1.お互いに向かい合うこと。
2.そのためには、傍(同じ空間)に居ることが前提。
3.時間的に、精神的に、『ゆとり』が必須。
これらのことが揃って初めて≪対話≫をする環境が整ったといえるのではないでしょうか。

自分の家族間はどうだろうか?と問いかけてみてください。
どのような光景が浮かんできますか。
家族間で会話はあるよという方は、
それは『対話』と『伝達』との観点からいうとどちらでしょうか。
「対話(伝達)に近い」
「伝達(対話)の方が多い」
「どちらもない」etc

この観点から特に注目したいのが、女性も社会参入しやすい環境を推進するために、
「0歳児保育」や「待機児童ゼロ」を目指して社会が動きを活発化していることです。
横浜市がわずか数年で、それを達成したとのニュースが先日発表されました。
(日本経済新聞参照http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2000Z_Q3A520C1CC0000/)

社会状況から考えると、様々な考えや意見があることでしょう。
ただ、『対話』という観点からみた場合、
これらの状況下で、
どれだけ向かい合う時間が持てているでしょうか。
どれだけ傍に居る時間があるでしょう。
どれだけゆとりを持てるでしょうか。

なぜ『対話』を中心に考えているのかというと、
対話は家族間の絆を深め、強くすると考えるからです。
このことについては、後の機会に譲りたいと思いますが、
ただ言えることは、特に子どもの問題は家族の問題に通じているということです。
また子どもに限らず、多くの方の悩みや問題を聴いていると、家族の姿が浮かんできます。
そして、家族間の繋がり(絆)の希薄さや無さ、
その一因としての『対話のなさ』を痛感しているからです。

今回は「月刊精神分析」の記事に関連して≪対話と伝達≫について書いてみました。
家族間の会話はありますか?
それは対話ですか、伝達ですか?
この機会に少し考えてみませんか?

シニフィアン研究所のHPも参照ください。
勉強会、教室、講座もしています。http://signifiant-lab.com/
6月4日〜6日まで、関西へ出張します。
詳しくはスケジュールを参照ください。http://signifiant-lab.com/#161


2013年05月19日(Sun)▲ページの先頭へ
339)「好き」を育てよう
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧いてくることでしょう。

今日は、「好きを育てよう」について書きたいと思います。
ここでは、
≪好きなことがある≫ということがどれほど大切であるかを考えたいと思います。

ほとんどの人は少なくとも一度は
「自分は一体何をしたいのか?」との問いかけをしたことがあることでしょう。
これが、いわゆる≪アイデンティティー(自己同一性)への問いかけ≫です。
「自分とは何か?」
「何のために生きているのか?(生きる意味は何か?」
これらの問いかけは、主に進学や職業選択をする時(思春期)に発生します。

それらが明確に決まっている場合は、問題なく進んでゆくでしょう。
ところが、明確でない場合、立ち止まってしまう可能性が出てきます。
そして、その問いかけに何らかの答えが見いだせなかったとき
<アイデンティティー拡散>などと言われる事態が起こります。
ちょうど、身体的変化も伴って、イライラが募り、
様々な問題行動や心身の不調が起こりやすい時期であり、
統合失調症など精神病が発症する可能性が一番高い時期だともされます。
『疾風怒濤の時期』ともいわれます。
逆にいえば、
だれもが一度は通り抜けなければならない時期だともいえます。
この時期をうまく乗り越えてゆくために、
「好きなこと(もの)がある」ことが大きな助けになるであろうと思います。

例えば、テレビや雑誌などで、インタビューされた人が
「どうしてここまで続けてこられたのですか?」
「どうしてそこまでやるんですか?」
などの質問に対し、
「やっぱり〇〇が好きなんですよね」と答えている場面によく出くわします。

このように、好きなことに対しては
どのような艱難辛苦が待ち受けていようとも、決して引き下がらない。
立ち止まることはあっても、常に前進し続けることでしょう。
その根底で支えるものは、ただ「好き」これだけです。
まして、周りの評価や損得や将来性など関係ありません。
ただただ夢中で寝食忘れて没頭することでしょう。
その集中力には凄いものがあります。

では、その基礎には何があるのでしょうか。
ひとことでいえば、環境ではないでしょうか。
ここでいう環境とは、集中して没頭できる環境を指します。
どういうことかというと、
誰にも邪魔されず、中断されないということです。
その始まりは、幼少期だといいたいのです。
子どもはあらゆる物事に興味を示します。
それを大人の視点からの判断で邪魔しないことです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あるお母さんが、
「子どもがゲームに夢中になって勉強をしなくて困る。
ひどいときは、一日10時間もしている。
何度注意してもききません。これでは、先がおもいやられる。どうしたらいいのでしょうか?」
と相談に来られました。
お母さんの言うことに共感できる大人は多いかもしれません。
ですが、その時、そのお母さんに言いました。
「素晴らしい、それほどまでの集中力、意志力がある子どもさんなんですね」と。

今は、その好きな(興味がある)対象が「ゲーム」かもしれません。
それが他の好きな(興味がある)対象に移行した時のことを考えたらどうでしょうか。
その集中力、最後までやり通す意志力は、凄いものがあるのではないでしょうか。

私たち大人は、ややもすると目先の対象(こと、もの)に捕らわれすぎていないでしょうか?
対象に目を向けることも大切な一つですが、
一つのことに集中している「集中力」、
最後までやり抜こうとする「意志力」に目を向けることも大切だと思うのです。

一時期没頭していても、それが本当に興味の対象でないならば、
いつか必ず止める時が来るでしょう。
それを自らが身を持って体験することが、自分で判断し、決定する能力を育てることにも繋がると思います。
そのためには、「好き」を見守り、育てる環境が大切ではないでしょうか。
その代表的な養育方法が≪オールOK子育て法≫なのです。

オールOK子育て法についてはこちらを参照ください。
「精神分析的子育て法、オールOK」http://signifiant-lab.com/raise/
オールOK子育て教室、養成講座もあります。
シニフィアン研究所HPhttp://signifiant-lab.com/ 


2013年05月05日(Sun)▲ページの先頭へ
338)寄り添う心
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧いてくることでしょう。

今日は、「寄り添う心」について書きたいと思います。

以前にも同じようなタイトルで書きましたが[175)寄り添うとは?を参照ください]
問い合わせの頻度が高いので、改めてテーマとして取り上げます。
ここでは、精神的に寄り添うことを中心に考えてみたいと思います。

誰かが傍に居ても、話をしていても、聞いてくれていても、
必ずしも寄り添ってくれていると感じられない場合があります。
一所懸命に話を聞こうとしているにも関わらず、
「寄り添ってくれない」と言う。
寄り添っているつもりなのに、寄り添ってくれないと言う。
どうして寄り添いたいとう気持ちが伝わらないのだろうと歯がゆく思う。
そんな体験はありませんか。

そんな時は、お互いが同じ気持ちでしょう。
≪どうして解ってくれないの!≫
このように叫んでいることでしょう。

街中で、ふと耳にした母と娘の会話を紹介しましょう。

娘「これ可愛いねえ」
母「じゃあ買ってあげるわ」
娘「そんなこと言ってないよ、ただ可愛いって言っただけよ」
母「可愛いと言うから、買ってあげようと思って言ってるのに、何よその言い方は。」
娘「ママはいつもそう。私は物が欲しいんじゃないわ。」
母「何が不満なの?買ってあげるって言ってるのに」
・・・・・・・この後の展開は想像してください。

どうしてこのような展開になったのでしょうか。
娘は何を言おうとしているのでしょう?
母は娘の何を理解できないのでしょうか?
娘の視点から考えてみましょう。

・≪言うことを聞いて≫
「可愛いねえ」と言ったのです。
買ってほしいとは言ったのではありません。

・≪共感して欲しい≫
「可愛いねえ」と言ったら、「ほんと、可愛いわね」と答える。
これを共感するといいます。
母が共感したなら、娘は「ママも自分と同じ想いなんだ」と思えたことでしょう。

・≪共有したい=一体感を味わいたい≫
母が共感することで、想いと時間を共有していると感じられる。
これは、母との一体感を味わうことと等価です。
他者との一体感を味わうことは、融合体験に繋がります。
融合体験は、至福の時や満足感、幸福感をもたらすことでしょう。

このように考えていくと、この娘さんの要求していることが見えてきます。
母との一体感を味わいたい、
母と満足、幸せな気持ちを共有したい。
物が欲しいのではない。
欲しいのは寄り添ってくれる母の心(喜びの共感、共有)であると見えてきたのです。

母の視点から考えてみると、また違ったものが見えてくるでしょう。
双方からの視点で見ていくと、それぞれの想い(心)が読み取れます。
このような視点からの勉強会もしています。
共に学び、考えてみませんか?

シニフィアン研究所のHPも参照ください。http://signifiant-lab.com/
埼玉、和歌山でも順次講座を開催しています。http://signifiant-lab.com/#13


2013年05月01日(Wed)▲ページの先頭へ
337)5月度関西出張予定とフリートークテーマ決定のお知らせ
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧いてくることでしょう。

今日は、「5月度関西出張予定とフリートークテーマ決定のお知らせ」です。

風薫る五月となりましたね。
ゴールデンウィークのど真ん中、天候にも恵まれてスタートです。
さて、今月も関西方面に出張いたします。
近隣の方は是非ご連絡、ご参加ください。
お待ちしています。  

☆5月度関西出張予定とフリートークテーマ決定のお知らせ

●5月7日(火)〜9日(木)和歌山市&大阪市

●≪インテグレーター養成講座≫

子育てはもちろん、日々の生活や仕事にも役立つ講座です。
分かりやすく、実践に活かす方法も解説しています。
途中の単元からも参加できますので、お気軽にお問い合わせください。
7日(火)14:30〜17:30「病理T」
8日(水)10:00〜12:00「無意識論U」 16:00〜17:00「無意識論T」 18:30〜20:30「性格論U」

≪フリートーク≫
9日(木)10:00〜12:00
テーマ「父性」
参加費:1人1.000円(小学生以下無料)
お茶菓子を囲んで、大いに語り合いましょう。
飛び入り歓迎です。お友達も誘って、ぜひ参加ください。

●9日(木)17:00〜22:00 
大阪市難波におります。
まだ面談の時間に空きがありますので、周辺の方はご連絡ください。

●6日(月)17:00〜22:00
10日(金)8:00〜12:00
新宿、赤羽周辺におります。

6日〜10日は携帯へご連絡ください。
連絡先はシニフィアン研究所 むかいあい(こちら)です。
インテグレーター養成講座の詳細はこちらを参照ください。


2013年04月24日(Wed)▲ページの先頭へ
336)秘密を持つこと
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧いてくることでしょう。

今日は、「秘密を持つこと」について書きたいと思います。

子どもが成長する過程で、親に秘密を持つことが大切となります。
(ここでは、4・5歳くらい〜12歳くらいまで)
それは、自分と他者の境界線があることを学び、「自我の確立」に繋がるからです。

親が常に傍にいなくても遊べる年齢になると、
子どもだけの秘密をもつようになります。
それまでは、子どもにとって親は何でも知っている万能の人です。
つまり、親は自分のことを何でも知っている=お見通しである
このように感じているのです。
逆に、まだまだ自分だけが親を独占していたい気持ちの方が優勢です。

ところが、次第に、親が知らないこともあることに気づき始めるのです。
それが自分と友達だけの秘密、自分だけの秘密です。
親から見れば、予測可能であり、お見通しなので、すぐにバレてしまいます。
それでも、秘密を持つことは子どもにとって一つの冒険でもあるのです。
親は自分について何でも知っている=自分と親の境界(区別)が無い
親は自分について知っていることと、知らないことがある=自分と親の境界(区別)に気づく

このことが、自分と親(他者)との間に境界線があることを気づかせるのです。
この境界線が後の「自我境界」になると言われています。
そして、12歳くらいになると、自分の部屋が欲しいと言い始めます。
この言葉を持って、「自我境界を持つ=自我の確立」を持ち始めたと見なせるのです。

自我の確立ができていないとどうなるでしょうか。
例えば、
自分の考え(体臭)が外に漏れ出る。
他者は皆、自分の考えることを知っている。
他者が侵入してくるetc
人が怖いと感じ、安心して外に出られなかったり、対人恐怖になったりする可能性があります。

親は自分の予測を超える子どもの言動や態度に不安になり、
必要以上な干渉をしたり、問いただしたりしがちです。
ですが、子どもは親が知らない秘密をもつことで、
自我境界を知り、自我を確立しようとしているのです。
子どもについて知らないことができても、すぐに不安にならず
寛大な視点から子どもの成長を見守ってあげたいものです。

子どもに眼差しを向けつつも、過剰な干渉はしないこと。
決して無断で子どもの引き出しやカバンや携帯を見ないこと。
知っていても知らないフリをすることも時には必要ではないでしょうか。
誰より、親に秘密を持つことを一番不安に思っているのは≪子ども自身≫なのですから。

このような親の眼差しに見守られたなら、
子どもは冒険をしながら自らの体験を通して、自分という自我を確立してゆくことでしょう。

子育てに不安や疑問を持たれたら、共に学びませんか?
シニフィアン研究所のHPを参照ください。http://signifiant-lab.com/



2013年04月20日(Sat)▲ページの先頭へ
335)愛の証―いつも傍にいる
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧いてくることでしょう。

今日は、「愛の証―いつも傍にいる」について書きたいと思います。

「愛」の定義はなかなか難しいですが、
フランスの精神分析医、ジャック・ラカンは「愛とは持っていないものを与えることである」と言いました。
この視点から、特に幼少期の子どもが求める愛を中心に考えてみたいと思います。
そして、≪子どもが求める「愛」とは、母が常に目の前に居ることを要請することである。≫
ということを考えてみます。

ご存知のように、生理的欲求を自ら満たすことのできない乳幼児は、
自分を世話してくれる他者(ここでは母と呼びます)に絶対的に依存しています。
つまり、常に母が傍に居て、世話をしてくれることが必須だといえます。
これが、すべての人の原初の姿だと言っても過言ではないでしょう。

そして、成長と共に言葉を覚えて自ら使うようになっても、
この原初の環境の再現を求め続けると言われています。
これを「母の愛の要請」と呼びます。

どういうことかというと、
例えば、子どもがおねだりをするのは、そのものを求めているのではなく、母が傍に居てくれることを求めているということです。
「おもちゃ」を欲しがるのは、「おもちゃ」そのものを欲しいのではなく、
母が自分の目の前に居て、温かい眼差しを向け、心を寄せてくれることを望んでいることを指します。
ですから、
単にその「おもちゃ」を与えるだけでは、子どもは満足しないことでしょう。
次から次へと要求し続けるかもしれません。
それは「ママ違うよ、僕が欲しいのはおもちゃじゃない、ママが傍に居てくれることだよ」とのメッセージではないでしょうか。
このように考える視点です。
一度、確かめてみてはいかがでしょう?

あるお母さんに試してもらいました。
子どもさんが何か言ったら、手を止めて、腰を落とし、子どもさんと目線を同じ高さにして目を見つめて、
優しい声で「なあに?」と聞いてあげてくださいと。
するとどうなったでしょう?
子どもは、ニコッとして
「何でもないよ」と言って満足したような顔になり、また遊びに夢中になったそうです。

何となく想像できますよね。
それだけではないのです。
実は、このようなことは幼少期はもちろん、
思春期の子どもや成人した大人にも有効のようなのです。

これはどういうことでしょう。
それは、身体年齢に関係なく、誰もが乳幼児期に体験したであろう原初の姿の再現を求めている。
このように考えられるのではないでしょうか?

ですが、これらのことはまず不可能に近いことでしょう。
母だけでなく、すべての人は忙しいのですから。
特定の人の傍に常に居ることは不可能でしょう。
エネルギーも時間も体も限界がありますから。
だから「愛とは持っていないものを与えることである」とラカンは言ったのではないでしょうか。

そんなことは知っている。
それでも求め続けている。
愛する人に対して、愛の証を求めている。
それが伝わらないから、理解されないから必死に訴えようとしているのが、
病気、けが、非行、問題行動などであり、時には自殺でもあると思うのです。

愛の証、それは自分の愛する人が常に傍にいてくれることを要請し、実現することであり、愛を与えることは、愛する人の傍に常に居ることではないでしょうか?

精神分析や、人の精神構造に興味を持たれた方は共に学びましょう。
関東地方だけでなく、関西へも毎月出張しています。
詳しくはこちらを参照ください。http://signifiant-lab.com/
Twitterhttps://twitter.com/mukaiai、
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2013年04月14日(Sun)▲ページの先頭へ
334)世界中で誰よりも一番必要とされている
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧いてくることでしょう。

今日は、「世界中で誰よりも一番必要とされている」について書きたいと思います。

世界中で誰よりも一番必要とされているのは『お母さん』あなたです。
このように言いたいと思います。
様々な悩み苦しみを訴えている人々の心の叫びを集約すると、
最後にはやはり≪お母さん≫にたどり着くように思います。
「世界中で誰よりもまず、お母さんに理解されたい」
「世界中でだれよりも、母に抱きしめられたい」
すべての子どもは、まずこのように思っているのではないでしょうか?

あるお母さんがある時、話してくれました。

『身体が思うように動かず、食事もろくに作れず、一緒に遊んであげることもできず、子どもの要求に応えてあげることもままならない私です。それでも、娘は≪やっぱりお母さんが世界中で一番大好きよ!≫このように言ってくれたんです。こんな私でも、娘にとっては世界中でかけがえのない存在なんだ、誰よりも一番必要とされている存在なんだと痛感したんです。』

言うことを聞かないのも、
やんちゃして困らせるのも、
口ごたえするのも、
反抗するのも、
問題行動と言われることをするのも、
病気やけがをして心配させるのも、
きっときっと、
お母さん、その人を
世界中で一番大好きで、
世界中で誰よりも必要としているからではないでしょうか。

世界中の≪お母さん!≫
あなたは、あなたの子どもさんから、世界中で誰よりも一番必要とされている。
そのように感じることはありませんか?
あなた自身も、そのように考えたことはありませんか?

もし、少しでも思い当たることがあったなら、
このような視点から
子どもさんの日々の言動にちょっと目を向けてみませんか?
子どもさんの心の声が聴こえてきませんか?
子どもさんの瞳の奥にある眼差しが、いつもと違って感じませんか?

シニフィアンア研究所の迎意愛(むかいあい)からのひとり言です。
子育て相談、講座も開催しています。
HPも参照ください。http://signifiant-lab.com/





2013年04月07日(Sun)▲ページの先頭へ
333)怒りは空腹からやってくる
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧いてくることでしょう。

今日は、「怒りは空腹からやってくる」について書きたいと思います。

様々な衝動(感情)の中でも、一番厄介なのは「怒り」だと言われます。
特に対人関係において、コントロールする必要性が高いものの代表でもあります。
これらをいかにコントロール(処理)するか?が問題です。
その前に、怒りの根底には何があるのでしょうか。
ここでは、それは空腹からだと言いたいと思います。

例えば、お腹が空いたらイライラし、
満腹になったら、まあいいか・・・となることも多いのではないでしょうか。
(もちろん、そうではないこともありますが)
まずい食事、嫌いなメニューばかり食べさせられる。
手作りではない食事ばかり(店屋物、冷凍食品、半加工食品のまま)が出る。
こういう場合も同じと考えます。
なぜなら、そこには母の愛情を感じにくいと考えるからです。

料理の味だけでなく、食卓にあるものすべてが繁栄されます。
味も美味しく、調和したお皿や容器に彩りよく盛り付けられていたらどうでしょう。
おまけに、自分の大好きなメニューだったら、
そして、何よりも母の笑顔が添えられていたら、ほかに何が必要でしょう?
きっと、歓声をあげてしまうことでしょう。
「わあ、おいしそう!」と。
いつもと変わらないメニューでも違って見えることでしょう。
このような中に、母の愛情を感じとるのではないでしょうか?
そうすれば「食事は楽しいもの、嬉しいひと時となる」はずです。
会話もはずむことでしょう。
いつの間にかイライラはどこかに消え失せていることでしょう。
そして母も、そんな家族の笑顔を見たら、
もっと笑顔を見たいとワクワクしながら次の献立を考えるに違いありません。

自分のために、忙しい母が一生懸命に作ってくれる。
残しちゃ申し訳ない。
自分は母に必要とされている、愛されている。
だから、お母さん大好き!
子どもの中に、このような気持ちが湧くのを想像できるではありませんか?
ここからも≪食=母≫という図式が理解されます。

これと真逆の状態からは「怒り」が解消しないどころか、
益々助長させると思うのです。
家族の誰かがイライラしていたら、その人の大好きな料理を作ってあげましょう。
子どもの言葉や態度が乱暴になってきたら、
少し時間をかけて、大好きなメニューを手作りしてあげましょう。

毎食の献立を考え、作ることは並大抵のことではありません。
エネルギーと時間と手間が必要です。
ですが、食事は胃袋を満たすためだけではありません。
同時に家族の心も満たすのです。
怒りやキレる気持ちを鎮め、寂しい心の隙間を埋め、喜びと満足を与えるのです。
これほど、尽きることのない素晴らしい仕事があるでしょうか。

ですから、家族の皆さんも作ってくれる母の食事に関心を向け、
反応を返してあげましょう。
そうすれば、きっと笑顔と笑いがが絶えない食卓となることでしょう。

怒りの原因は食事だけではないでしょう。
ですが、怒りの根底には食(母)への不満が少なからず隠れているように思うのです。
まずは、食卓を今以上の喜びと笑顔にすることから始めてみませんか?
きっと、家族も母も変わってくると思います。

オールOK子育て法と共に、食育も共に学びませんか。
シニフィアン研究所 迎意愛(むかいあい)http://signifiant-lab.com/
9日〜11日まで和歌山市、大阪市に出張します。
ご連絡は携帯へお願いします。


2013年04月03日(Wed)▲ページの先頭へ
332)4月度関西出張のお知らせ
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧いてくることでしょう。

今日は、「4月度関西出張のお知らせ」です。
4月9日(火)〜11日(木)まで、和歌山市、大阪市を中心に出張します。
面談以外の予定は以下の通りです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4月8日(月)17:00〜20:00新宿

4月9日(火)和歌山市
・インテグレーター養成講座 17:00〜18:00
テーマ『無意識論T』
・インテグレーター養成講座 18:30〜20:30
テーマ『性格論T』

4月10日」(水)和歌山市
・インテグレーター養成講座 10:00〜12:00
テーマ『無意識論』
・インテグレーター養成講座 13:00〜15:00
テーマ『交流分析V』

4月11日(木)和歌山市&大阪市
・フリートーク 10:00〜12:00
テーマ『モンスターペアレント』
参加費:1人1.000円(小学生以下無料)
お茶菓子を囲んで、語り合いましょう。
飛び入り歓迎です。お子さんもご一緒にご参加ください。
・17:00〜22:00 大阪市難波にて面談他

4月12日(金)
新宿・赤羽にて面談他

☆インテグレーター養成講座は途中からでも参加可能です。
参加ご希望の方はご連絡ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お近くの方はお気軽にお問い合わせ、ご参加ください。
なお、4月8日午後からは携帯へご連絡ください。
詳しくはこちらです。シニフィアン研究所http://signifiant-lab.com/#8



2013年03月23日(Sat)▲ページの先頭へ
331)うつ・引きこもりを助長しないために
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧いてくることでしょう。

今日は、「うつ・引きこもりを助長しないために」について書きたいと思います。

春は、うつや引きこもりの人たちにとって辛い時期です。
なぜなら、他者との差をより感じてしまう時期だからです。
では、その差を感じないようにするにはどうすれば良いのでしょうか。
うつや引きこもりを助長しないためには、何が必要でしょうか。
ここでは、《引きこもることの大切さ》を書きたいと思います。

春は、卒業、入学、就職など変化の大きい季節です。
また、芽吹きや開花など自然の成長が目に見えやすい時期でもあります。
うつや引きこもりの人たちには、
「言えない」「出せない」「動けない」があります。
ですから、自己主張し、活動的で、どんどん変化、成長してゆく姿を目にすると
自分との落差の大きさを感じてしまうのです。

例えば、
幸せそうに見える光景は、不幸な自分を感じてしまう。
楽しそうな姿を目にすると、苦しい自分をより意識してしまう。
嬉しそうな人を見ると、より辛い自分を見い出してしまう。
活動的な人に接すると、動けない自分と比べてしまう。
そして、自分を責めてしまうことになる。

ある人が言いました。
<幸せな人を見ると腹が立ってくる。
いつしか、大声を上げてすべてをぶち壊してしまいたくなります。
刃物を持ち出して、あたりかまわず振り回したい衝動に駆られるのです。
そして、そんな自分が怖くなり、益々落ち込むのです。>

この時期に一番大切なことは、幸せそうな人に会わないことです。
つまり、その人が一番安心できる環境の中に引きこもっていること。
周りの人も、持ち込まないことです。
ですから、
一番避けなければいけないのは『結婚式』への出席です。
うつや引きこもりを助長しないためには、
これらのことを周囲の人が理解し、引きこもることが必須です。
まずは、これが助長しないための第一歩です。

なぜ人は落ち込むのか、引きこもるのか、
共に考えてみませんか。

シニフィアン研究所では、これらの勉強会もしています。
詳しくはお問い合わせください。
シニフィアン研究所http://signifiant-lab.com/


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「精神分析」は、薬物や催眠、暗示など一切使わず、相談者(クライアント)と分析家(インテグレーター)との1対1の対話や夢分析により、自分の無意識に気付き、コンプレックスを解消する信頼に基づいた方法です。
クライアントの自我は、様々な理由によって未成熟であったり、歪んでいたり、傷ついていたり、欠損していたり、不完全な状態で浮遊しています。それに確かな形と安定を与えることが精神分析(セラピー)です。その過程で、ありのままの自分でいい、自分は生きる価値があると自信を持ち、自己愛や自己決定力が高まっていくのです。
このように精神分析は、自己を知ることの喜びと成長をもたらします。インテグレーターはクライアントの援助者であり、伴走者です。また、クライアントの意志を大切にしますので、強制したり無理強いすることはありません。
自分の人生は、自分が書き換えてゆくんだ、との勇気と根気を持って歩むならば、必ず自己探求の喜びと幸せを自覚し、自らの意志で未来を切り開いていくことでしょう。




カレンダ
2013年12月
       

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